サイト運用する際にコストは多くの人が気にするポイントだと思います。今回は、サイト運用する際にどんなコストがかかるのか、コストを下げるポイントにどういったものがあるのか紹介していきます。
目次
- ホームページ の管理費・運用費の内訳
- コストを抑えるためのポイント
- ドメインを自身で取得する
- 動的ページである必要があるか検討する
ホームページ の管理費・運用費の内訳
ホームページを運用する際は、さまざまなサーバー代・ドメイン費用・メンテナンス費用運用・管理費用が発生してきます。これらの費用は、大きく分けると「自社で押さえやすい費用」と「外注で発生しやすい費用」に分けることができます。
自社で押さえやすい費用(サーバー・SSL・ドメイン費)
自社で押さえやすい費用としては、サーバー代、SSL費、ドメイン利用料などが挙げられます。これらの費用は、1度契約してしまえば追加でかかる費用は更新費用のみですし、運用する上でかかる手間が外注した時とほとんど変わらないと考えられるためです。これらは、外注すると管理費用や手数料などが発生するため自社で契約してしまう方が安く済むことが多いです。
外注で発生しやすい費用(コンテンツ更新・メンテナンス・障害対応・SEO)
コンテンツ更新・メンテナンス・障害対応・SEOといった費用は、ある程度のナレッジや技術が求められることが多いため外注として発生しやすい費用として考えられます。LPのページを新しく作成したり、ページのレイアウトを少し変更したりするにはHTMLやCSSの知識が必要になりますし、障害が発生した場合はサーバーの運用知識が必要になってきます。WordPressなどのCMSを使えばページを増やしたり記事を作成することが比較的簡単にできますが、サーバーのスペックをあげる必要が出てきたりデザインを変更するための費用が発生したりしてしまいます。
コストを抑えるためのポイント
Webページを公開する祭に自身でできることは、以下のことが挙げられると思います。
- ドメインを自身で取得する
- 動的ページである必要があるか検討する
- 適切なサーバーを選ぶ
ドメインを自身で取得する
ドメインは管理の難易度が非常に低いため、取得するのは自身でやるのがおすすめです。ドメインに関連する管理やメンテナンスは、DNS設定やSSL証明書の発行などは難易度が高くなるためそういったところを外部にお願いするのが良いと思います。
動的ページである必要があるか検討する
サイトを静的ページにするか動的ページにするかで運用コストが大きく変わってくることがあります。自身のサイトが動的ページである必要があるのか、しっかり検討することで運用費を下げることが可能になります。
動的ページのメリット・デメリット
動的ページのメリットやデメリットを紹介していきます。
更新後の反映が早い
動的ページではサーバーへリクエストがあったときにページの内容を構築するので、更新されたデータベースの内容を反映した状態でレスポンスを構築することができます。そのため、常に最新の内容をユーザーに届けることができます。
ユーザーごとに表示を切り替えることができる
同的ページでは、リクエストごとにページの内容を切り替えることができるためログインユーザーの好みに合わせて表示商品を切り替えたり、マイページの表示やプロフィールの更新などができます。
セキュリティ対策の難易度が上がる
サーバーはリクエストごとにDBや認証情報にアクセスするため、サーバーが乗っ取られたり不正なリクエストを処理してしまうとデータ漏洩などに繋がってしまいます。そのため、不正なアクセスやリクエストの対策が重要になってきます。
静的ページのメリット・デメリット
静的ページのメリットやデメリットを紹介していきます。
応答速度が早い
事前にページ内容を決めているため、動的ページと異なり都度DBにアクセスしたりページを構築する必要がなくレスポンスを早くすることができます。
サーバーコストが少ない
動的ページと比べるとサーバーのスペックは低くても十分なことが多いため、月々の運用コストを下げやすいことが多いです。また、少ない開発スキルでも作ることができるので開発コストも抑えやすい特徴があります。
セキュリティリスクを少なくすることができる
あらかじめ表示内容が決められているのでDBアクセスの必要がなく、動的ページより情報漏洩といったリスクは少なくすることができます。一方で、JavaScriptを使っている時のXSSやオープンリダイレクトや、サーバーOSの脆弱性などがある場合はセキュリティリスクが発生することがあるので完全になくなるわけではありません。
ページ内容の更新にラグがある
内容の更新や変更などは、都度ページの内容を修正する必要があるため反映までにラグが生じることがあります。
SEO対策の知識が必要になることがある
SEO対策についてもプラグインなどが組み込めない分、知識が必要とされることがあります。とはいえ、動的ページでもSEOの知識が求められることは多いのでさほど大きなデメリットではありません。
サイトにあったサーバーの選び方
サーバーの選び方は以下の記事で紹介しているので参考にしてみてください。