インフラ

ブログやWebサービスで使えるサーバーの解説とおすすめの紹介

新しくブログやウェブサービスを開発して公開してみたいけれど、どうやって作ったら良いのかイマイチわからないしサーバーって難しそうという印象を持っている方も多いのではないでしょうか。実は、サーバーにもいろいろな種類があって初心者でも使いやすいものから中上級者向けのサービスまで多岐に渡ります。今回は、それぞれの特徴や作りたいサービスや作る人のレベル感に合わせてサーバーについて解説していきます。

目次

  1. ウェブサービスの仕組み
  2. サーバーの種類は大きく3つ
  3. サーバーを選ぶポイント
  4. おすすめのサーバー

ウェブサービスの仕組み

主にウェブサービスは、ブラウザからインターネットを通じてページ情報を取得することでブラウザに表示しています。サーバーは、表示するためのページ情報やデータを保存して置く場所です。ユーザーはページを表示するために、毎回サーバーにページ情報をリクエストをしています。アクセスが多かったり画像やデータが多いと、それだけサーバーの負荷や性能が求められるのです。

サーバーの種類は大きく3つ

サーバーの種類は、大きく以下の3つに分けることができます。

  1. WordPressなど最初から構築されている (安い)
  2. 用意されたサーバーに自前でサービスを載せる (OSは選択式、一番安い)
  3. AWSやGCPなどSaaS形式のプラットフォーム。他のインフラサービスとの連携・拡張ができる

それぞれの特徴について紹介していきます。

1. WordPressなど最初から構築されている (安い)

あまり慣れていない人のために、予め使うサービスが事前に構築されているため少し設定するだけで公開できるサーバーです。予めソフトウェアや必要なセットアップなどしてくれているので、サービスを作るのに慣れていなくてコストも抑えたい人におすすめのサーバーです。ある程度までは負荷にも耐えられるので、初めに選ぶサーバーとしてもおすすめできるタイプです。

2. 用意されたサーバーに自前でサービスを載せる (OSは選択式、一番安い)

サーバー構築ができる人や慣れている人向けのプランです。サーバー上で動かすプログラムやサービスを自分でカスタマイズしたり、複数台のサーバーを連携させたりしたい人におすすめです。カスタマイズができる分、セキュリティやプログラムをしっかり書く必要があります。その分、自由度が高いためサーバー上で様々なプログラムを動かすことができます。VPSや専用サーバーと呼ばれるサーバーが該当します。

3. AWSやGCPなどSaaS形式のプラットフォーム

中規模〜大規模なサービスを運用する人におすすめのサーバーです。コンテナやDBといった様々なサービスを提供するクラウドサービスプラットフォームで、AWSやGCPが挙げられます。非常にサービス可動の信頼性が高く、負荷分散や自前で構築するのが大変なサービス基盤を提供してくれています。そのため、サービスの規模が大きくなってきた場合や複雑な処理を行うような場合に向いています。その分、料金も高くなる傾向があります。

サーバーを選ぶ4つのポイント

サーバーを選ぶポイントは、以下の4点を意識すると選びやすいです。

目的やレベル感

作りたい物や構築する人のレベル感によって、利用すべきサーバーの種類は変わってきます。WordPressを使ってブログを構築したい場合は、WordPressに特化したサーバーを利用することが簡単です。また、サービスを構築したい場合は、自前でサーバーを構築できる方が良いことが多いです。

パフォーマンス

CPUやメモリーなどのプログラムを処理する部分によって、サーバーの料金が大きく変わります。スペックが高ければより早く複雑な処理を行うことができますが、その分大幅に値上がりします。解析や大量のファイル処理などを行わないのであれば、最初は1〜4GB未満の安いプランを選択するのが良いと思います。

料金

基本的にブログや簡単なサービスであれば、安いプランで良い場合がほとんどです。この場合は、自前のドメインなどが設定できる安いものを選択するのがおすすめです。

ディスク容量

動画ファイルや大量の画像ファイルを保存する場合は、ある程度のディスク容量を持ったサーバーが必要になると思います。動画や画像ファイルを大量にアップロードしないのであれば、あまり気にする必要はありません。

おすすめサーバー

今まで紹介してきたポイントを踏まえて、いくつかサーバーをおすすめしていきます。

国内最速のConoHa WING

ConoHa WING

月額800円という価格で利用でき、WordPressのサイト構築を自動で行ってくれるので経験が浅い人でも使いやすいサーバーです。サーバー移行をしたい場合も、専任担当者がサポートについてくれるので安心して利用できます。契約中であれば、専用ドメインが無料で使えるのも強みですね。

ConoHa WING の公式サイト

さくらのレンタルサーバ

月額たったの524円のスタンダードプランは、WordPressが使えて容量も十分なのでめちゃくちゃお得です。SSLが無料で設定でき、ドメインも1年ごとに料金がかかってしまいますが設定できます。後ほど紹介する、お名前.comと組み合わせることで安く運用できそうです。

さくらのレンタルサーバ の公式サイト

さくらのVPS 公式ページ を見てみる

さくらインターネットが提供しているVPSサービスで、安く利用でき電話やメールによるサポートが充実しているのが特徴です。あまり慣れていない方でも、サポートを受けながらブログやサービスを開設できるのが良いですね。

さくらのVPS for Windows Server の公式サイト

Amazon Web Service

ECサービスを提供しているAmazonが、自社のインフラを利用して提供しているインフラサービスです。非常に多くのIT企業が利用しているサービスで、サーバーを立てる意外にも機械学習や負荷分散、データ分析などが連携できるようになっています。非常に多くのことができる分、難易度も高く中級者以上の人が利用することが多いです。1年間の無料利用ができるので、お試しで使ってみるのも良いかと思います。

Amazon Web Service の公式サイト

Google Cloud Platform

検索エンジンを代表として様々なサービスを提供しているGoogleが、自社のインフラを利用して提供しているプラットフォームサービスです。AWSがシェアトップを獲得していますが、GCPを利用している会社も非常に多くあります。GCPを利用するメリットは、Googleの提供しているサービスと連携がしやすくなっている点です。もし、Googleのサービスと連携したサービスを作りたい場合は選択するのも良さそうですね。

Google Cloud Platform の公式サイト

Firebase

主にモバイルサービスを開発する人向けのインフラサービスです。Firebaseの特徴は、サーバーを自身で構築する必要がなく簡単にインフラ環境を利用することができるのが特徴です。DBやストレージなどの環境もWeb上から設定できるので、プログラミングやサービス開発の経験が浅い人でも使いやすい設計になっています。また、ベースはGCPを利用しているのでGCPへの拡張もしやすいメリットがあります。

Firebase の公式サイト

ドメインを取ろう

サービスを提供するときは、ドメインを設定することをおすすめします。設定しておくと、ユーザーが覚えやすくなりアクセスしやすくなります。1年単位で数百〜数千円程度で取得できます。

ドメインとは

ドメインはサービスにアクセスするときに使われるURLの一部で、グーグルやアマゾンであればgoogle.comやamazon.comなどのことを指します。これを設定しておくと、ユーザーが覚えやすく入力も簡単になるのでアクセスが用意になります。

お名前.com

様々なドメイン取得サービスがありますが、定番はお名前.comというサービスです。GMOが提供しているサービスで、ドメインの検索や購入がとても簡単に行えます。

お名前.com

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